『逆川を愛する会』 設立の趣旨


 

 江戸時代の頃より多くの湧き水が存在する地域を流れている逆川は、時代の移り変わりと共に生活から遠いものとなってしまいました。

 しかし、本当に水の汚れが激しくなり、生態系が乱れてしまったのは、この30年ほどのことです。

 人々の生活の中に息づいていた逆川を、ドブのようになったまま何もせずに次の世代に渡すわけにはいきません。

 水戸市中心部にあり、雑木も多く残っているこの流域の里山を保全し、失ったものを少しずつ時間をかけて取り戻す努力をすることで、逆川とその流域が本当の意味で誰もが憩える場にしたいと考えました。

 また、逆川とその流域が、子どもたちと生き物との出会いの場となり、自然と触れ合う体験ができる場となり、そしてなりよりも里山や水との共生が大切なことを知る場に戻したいのです。

 そのために、住民が地域を担う市民として環境作りをしていく責任を持つと同時に、逆川とその流域を愛する こころ を持ち、楽しく共同し活動していく場として『逆川を愛する会』を設立します。

2000年3月19日

 


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