管理人のブログ      むし屋 07月(その11) 2023年


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マエキカギバ (カギバガ科)の飼育記録です。

 

カギバガ科のイモムシはユニークで飼育したいと思っていましたが、♀は灯火にこないので、カギバガ科初めての飼育です。

 

コナラで飼育します。

 

7月6日

 

マエキカギバ カギバガ科

桜川市高峰

 

成虫出現は4月、7〜9月の年2化

 

幼虫食樹はクヌギ、コナラ、クリです。

 

ライトトラップにきました。

 

 

♀は灯火に集まらないので超レア物です。

7月7日

 

 

赤い卵だったので気がつきましたが埃のように小さいです。

 

あまりに小さく、カメラの顕微鏡モードで見ないと存在が確認できません。

 

上下に蓋のようなものが見えます。

7月12日

 

孵化(初齢)

 

体長0.8mmぐらいです。

 

どこにいるかわからないほど小さいです。

7月14日

 

初齢(1齢)

 

体長2mmぐらいです。

 

孵化3日目

 

大分死にましたが、数匹は生存が確認できましたので観察を続けます。

7月16日

 

1齢から2齢へ

 

脱皮中です。

 

左側に脱皮殻がみえます。

 

孵化5日目

7月17日

 

2齢?

 

体長6mmぐらいです。

 

孵化6日目

 

お尻の形に特徴があります。

 

まだ尾状突起はありません。

7月19日

 

3齢?

 

体長8mmぐらいです。

 

孵化8日目

 

尾状突起が少し伸びました。

 

後胸背面に1対の小さなボッチが現れました。

7月23日

 

4齢?

 

体長9mmぐらいです。

 

孵化12日目

7月25日

 

4齢?から5齢?へ

 

孵化14日目

 

2度目の脱皮殻を確認しました。

7月27日

 

終齢

 

孵化16日目

 

体長17mmぐらいです。

7月29日

 

(まゆ)

 

孵化18日目

 

「あれ、糞が落ちていない。」 と飼育ケースの中を確認すると、葉っぱに繭をつくっていました。

 

お顔拝見の写真も撮らないうちに、意外と早く終わってしまいました。

 

これで飼育記録は完了です。

 

繭は北山公園のコナラの木(別にコナラでなくてもOK)にくくりつけてきます。

 

この種の♀は採集困難なだけで、茨城県内どこでもいる普通種です。

 

 


 

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