管理人のブログ      むし屋 11月(その3) 2024年


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ヒメクロホウジャク (スズメガ科)の飼育記録です。

 

アカネで飼育しますが、今の時期、葉っぱが落ちてしまってほとんど着いていないので、途中で変えるかもしれません。他の食草はヘクソカズラ、アケビです。

 

1月01日

 

明日から雨だというので『水戸市動植物調査』に出かけてきました。

 

 

ヒメクロホウジャク (1号)

 

水戸市下入野

 

齢不明

 

体長20mmぐらい

 

(やぶ)の叩網(たたきあみ)で落ちました。

 

尾っぽ〜〜〜

 

アカネ

 

これが食草のアカネで蔓(つる)植物です。

 

名前の由来は赤い根です。

 

蔓には下向きなトゲがびっしり着いていて、ちょっと触っただけで蔓はポキポキ折れてしまいます。

 

アカネの根っこ

 

たまたま引っ張ったら根っこが付いてきました。

 

名前の由来の真っ赤な根っこ。

 

この根が草木染の原料で、また、漢方薬です。

1月05日

 

下入野は水戸市内なのですが頻繁(ひんぱん)に食草を採りに行くにはちょっと遠いので、近くの場所を探して金谷町の常磐自動車道のフェンスにたくさん絡まっているのを見つけました。

 

蔓を引っ張ったらそこに幼虫がくっ付いてきたので連れ帰りました。

 

 

2号イモムシ

 

水戸市金谷町

 

齢不明

 

体長37mmぐらい

 

1号の1.5倍大きい

11月09日

 ↑終齢 2号の方。 体長45mm メタボぎみ

 

この子達は葉っぱだけでなく茎も食べるので、葉っぱがなくなっても大丈夫そう

 

 

お顔拝見

 

前脚は真っ赤です。

11月11日

 

蛹化準備 (2号)

 

食草のアカネに絡まっていたアオツヅラフジの葉っぱを2ツ折にして糸で張り合わせ、その中でサナギになるようです。

 

綴じた葉っぱを、そーと開いてみました。

 

2齢か3齢

 

体長13mm

 

今日採ってきた葉っぱに、また幼虫が着いていました。

 

この子は葉っぱを採ってきた場所にリリースしました。

 

前蛹(1号)

11月14日

 

サナギ(2号)

 

体長35mm

11月19日

 

サナギ(2号)

 

体色が茶色くなりました。

 

頭側がカモノハシの口のようです。

 

このサナギは来春羽化するまで保管します。

 

飼育記録は一旦終了します。

 

 

おまけです。

 

11月25日、 水戸市元石川町

 

赤紫色な個体で非常に綺麗です。食草のアカネの色素ですかネ。

 

緑色の子もいたので、この赤い子と一緒に連れ帰りました。

 

 


 

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