管理人のブログ      むし屋 07月(その1) 2023年


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エゾスズメ(スズメガ科)の飼育記録です。

 

オニグルミで飼育します。自宅に緊急用に樹高1.5mが1本あります。

 

東京のメル友さんが、山梨県北杜市で採れた♀から採卵できたと送っていただきました。

 

ありがとうございます。

 

 

エゾスズメ

 

この写真は2016年7月4日に大子町小生瀬のライトトラップの時に撮影したもので、飼育している卵とは関係ありません。

 

写真ホルダのストックから持ち出しました。

 

後翅が見えるようにとまります。

 

スズメガ科の中でも大型です。

6月30日

 

エゾスズメ卵

 

夕方、ポストインしてありました。

 

直径2mmぐらいあり、さすがスズメガ。

 

最近は1mm以下の卵ばかりを扱っているので一段と大きく感じ、安心感があります。

7月2日

 

孵化(初齢)

 

体長7mm

 

まだ何も食べていないので体は真っ白です。

 

尾角はピンクで中央が白いです。

7月4日

 

初齢

 

孵化3日目

 

体長12mm

7月5日

 

2齢

 

孵化4日目

 

顔はつるんとしていたのに、トゲトゲが出ました。

7月8日

 

3齢

 

孵化7日目

 

尾角と頭部の角のピンクが黒くなりました。

 

体長19mmです。

 

葉脈にしがみついています。

 

イモムシハンドブックに幼虫は鳴くとありますが、まだ鳴き声は聞いていません。

7月10日

 

3齢から4齢へ

 

孵化9日目

 

クルミの葉っぱを取替え中、突然脱皮が始まりました。

 

 

長方形の短冊は古い葉っぱです。

 

新鮮な葉っぱに交換は、このように絶対幼虫に触らないようにして行なっています。

7月12日

 

4齢

 

孵化11日目

 

体長32mm

 

我が家のクルミは鉢植えなので連日の猛暑でへたってきました。

 

近くの野生のクルミを採ってきました。

7月17日

 

4齢

 

孵化16日目

 

体長50mm

 

現在5匹いてものすごく食べるので餌採りが大変になりました。

 

今日からバイバラシロシャチホコもオニグルミを食べます。

7月19日

 

4齢から5齢へ

 

孵化18日目

 

体長54mm

 

脱皮が終わったようで、これで終齢です。

 

今日は首を左右に振りながら鳴声が出ました。

7月21日

 

終齢

 

孵化20日目

 

体長65mm

 

今日はお尻のUP

7月23日

 ↑孵化22日目、体長80mmです。 シュ、シュ と鳴きます。

 

5匹いて、ものすごく食べるのでクルミの葉っぱを毎日採りに行っています。 ・・・最近自転車で5分のところにクルミの大木を見つけました。

 

7月24日

 

色変わり (1/5匹)

 

孵化23日目

 

体長80mm

 

葉っぱを食べなくなり、飼育ケースを歩き回っているので、木材チップを入れた飼育ケースを準備しそちらに引越しをしました。

7月30日

 

サナギ

 

サクラチップ材に潜らず、チップ材と上に被せていたキッチンペーパーの間でサナギになりました。

 

飼育していた7匹の記念撮影です。

 

ものすごい数のクルミの葉っぱを食べましたヨ。

 

サナギ

 

体長52mm

 

触ると幼虫と同じシュ、シュ・・・と鳴きます。

 

触った手触りは紙やすりのようにザラザラしています。

 

サナギ

 

湿度状態を見るのにミズゴケを被せて保管します。

 

このコケが乾燥すると渇き過ぎになります。

 

これで飼育記録は一旦終了します。

 

エゾスズメは茨城県内では数の少ない種なのでサナギでリリースせず、羽化させてから大子町の標高の高い場所にリリースします。

 

 


 

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