管理人のブログ      むし屋 11月(その1) 2025年


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11月11日

 ↑茨城県庁25階から望む水戸駅方向

 

『茨城生物の会 会誌の次号(46号)』 の原稿を書き終わり、虫友に添削してもらったので、印刷したペーパーとCDを持って、県庁まで行ってきました。(今回6ページの大作です。)

 

お天気が良いので、チャリで出かけ、25Fでノンビリお茶して帰ってきました。

 

今日は筑波山塊、日光男体山、那須連山、太平洋まで綺麗に見えましたヨ。

 

11月10日

 

カジノキ? カジノキ科

 

ギンボシスズメが採れて採卵したときのために食草のカジノキを探ししに出かけたら、自宅近くにたくさん見つけました。

 

植物の先生に写真を送って見てもらったら、ヒメコウゾかな?ということで、後日、実物で同定して頂くことになりました。

 

植物の分類学のお話、貴重でした。

11月08日

 

虫友に教えてもらったギンボシスズメを採集したライトトラップ設営場所の下見に行ってきました。(ギンボシスズメ:茨城県初記録です。)

 

ギンボシスズメ成虫発生は6〜9月なので来年夏のお楽しみです。(絶対採るぞ!)

 

 

コウゾ カジノキ科

 

コウゾギンボシスズメの食草です。

 

地元の方々数人に聞きながら、コウゾ畑を数箇所見て廻りました。

 

図鑑で下調べしてきた独特の葉形を見て、やや(少し)感激。

 

ちなみにコウゾは和紙の原料で、植えてから3年目で刈り取るそうです。

 

ライトトラップ新候補地

 

虫友に教えてもらった場所は崖地で、夜に機材を運んだりは危険性が大きいので私には無理。

 

・・・なので、別な場所を探してきました。

 

まだ成虫発生時期まで半年以上もあるので、もう少し別な場所も探してみます。

11月07日

 

午前中、石岡の家の家庭菜園にエンドウマメの植え床を作ってきました。苗は水戸の家で作っています。種はダイソーの1袋60円(2袋100円)ですが、発芽率100%でした。

 

友達に頼まれていたコンニャク芋を掘って届けてきました。3個掘り出してその内の1個は赤ちゃんの頭位の大きさがありました。

 

 

土浦市の霞ヶ浦

 

虫友に教えて貰ったゴキズルを探しに行ってきました。

 

貰っていた地図データーを忘れたので、場所違いで見つけられませんでした。

 

ゴキズルの実の虫エイの、アシナガモモブトスカシバの幼虫がターゲットです。

11月03日

 

姫胡桃 (ヒメグルミ)

 

水戸市内の公園

 

落ちていたのを拾ってきて汚れをブラシで落とし、干しました。

 

後日、殻を割っていただきます。

 

ヒメグルミは非常に珍しい。

 

月池出口のオニグルミの実は誰かが拾ったようで、1個も落ちていません。

11月02日

 

ゴキヅル ウリ科

 

水戸市千波湖 湖畔

 

コロナがおちついてから全く見られなくなったゴキズルを探して、水際を歩いてきました。

 

アシナガモモブトスカシバの幼虫は、ゴキヅル実の中の種子を食べて育ちます。

 

水戸黄門漫遊マラソンンの前には千波湖の岸辺を強草刈するので、ゴキヅルもガマやマコモと一緒に除草されてしまいます。

千波湖ゴキヅル絶滅してしまったと思っていましたが、今日、やっと1本の弦(つる)とそれに付いた1つだけの実を見つけました。

 

 

ナシケンモン ヤガ科

 

水戸市千波湖 湖畔

 

ギシギシ(タデ科)の葉っぱを食べていたので連れ帰り、飼育します。

 

体長30mmぐらい。

 

終齢のようです。

 

ナシケンモン ヤガ科

 

横からの撮影です。

 

背景は千波湖です。

 

ドクガ科に似ていますが、ドクガ科特徴の毛束(けたば)がありません。

11月01日

 

石岡の家の家庭菜園に、タマネギの苗の植え付けをしてきました。

 

帰りに石岡市内の竜神山で、ライトトラップをしてきました。

 

竜神の『』は、『』の字を使っている名称もありますが、国土地理院の1/25,000では『』の字を使用しているので、ここでも地理院地図に従います。

 

 

石岡市  竜神山

 

今日の日入り時間は

4時42分です。

 

ナラ枯れがひどく、ほとんどのコナラが立ち枯れていて、危険がいっぱいでした。

 

植物層が変って、昆虫層にも変化が表れるか、定期的に調査を続けます。

 

ウリキンウワバ ヤガ科

 

成虫出現は7〜10月

 

幼虫食草はキュウリ、メロン、カラスウリ、ヘチマ、ヒョウタン、カボチャ、ユウガオ、キリなど広食性です。

 

同定に不安があったので、『みんなで作るガ類図鑑』の掲示板で教えていただきました。

 

ウリキンウワバ

 

横からの撮影です。

 

白い卵をたくさん産みました。

 

過去の飼育記録はこちら

 

クリイロアツバ ヤガ科

 

成虫出現は5月、8〜11月の年2化

 

幼虫食草はネザサです。

 

初見です。

 

クリイロアツバ

 

横からの撮影です。

 

ニレキリガ ヤガ科

 

成虫出現は6〜10月の年2化

 

幼虫食樹はニレ、エノキ、ケヤキです。

 

ニレキリガ

 

横からの撮影です。

 

キシダモンキリガ (旧ヤマノモンキリガ) ヤガ科

 

成虫出現は10〜2月。成虫越冬で『冬のキリガ』です。

 

幼虫食樹はブナ科、ツバキ科などです。

 

ヤマノモンキリガ

 

@     スミレモンキリガ

 

A     スギタニモンキリガ

 

B     キシダモンキリガに分かれたものの一つです。

 

前翅外縁の黒点は明瞭で二つです。

 

この写真では分りませんが横腹に明瞭なシワ模様がありません。

 

ナンカイカラスヨトウ ヤガ科

 

幼虫食草はグミ科です。

 

似た種にシマカラスヨトウ、ニセシマカラスヨトウ、オオシマカラスヨトウ、オオウスズマカラスヨトウがいます。

 

本種は前翅中央の白点の中に黒点がありません。

 

今夜、多数集まりました。

 

ソトウスグロアツバ ヤガ科

 

成虫出現は5〜12月

 

幼虫食草はコケ類、シダ類、針葉樹、カヤツリグサ科、イネ科、マタタビ科などです。

 

ハスモンヨトウ ヤガ科

 

食草は80種以上で、野菜を食べて枯らしてしまうヨトウムシとして嫌われている農業害虫ですが、この幾何学敵模様は好きです。

 


 

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