管理人のブログ      むし屋 04月(その2) 2018年


 

 

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4月29日  昭和の日

 

カクモンンヒトリ  ヒトリガ科

笠間市 北山公園

 

♂は白っぽい。♀は薄いピンクですが、触覚で判別した方が無難です。

 

幼虫食樹は、ブナ科(クヌギ、ナラ、アベマキ)、サクラ、ナシ、クワ科などです。

 

笠間市は火祭りで市街地周辺は大渋滞です。

おかげで北山公園の駐車場までも満杯です・・・

4月28日

 

同定中 シャクガ科いもむし

常陸太田市 松平町

 

スミナガシいないかな〜〜〜 とアワブキを見上げると虫食い痕があります。

 

いました・・・緑色のきれいな大きなイモムシが・・

白っぽい顔に眉毛状の黒い線があります。

 

連れ帰って飼育です。 体長45mmです。

 

カキノフタトゲナガシンクイ

    (別名:フタトゲナガシンクイ)

 ナガシンクイムシ科 オオナガシンクイ亜科

常陸太田市 松平町

 

体長6.2mm

 

飛翔中の個体をネットインして捕獲。

近くにケヤキの伐採木が置いてあります。

 

鞘翅先端に出っ張りがあり、触覚にも特徴があります。

 

ナツグミシギゾウムシ ゾウムシ科 

シギゾウムシ亜科 チビシギゾウムシ類

常陸太田市 松平町

 

体長7mm

 

タワラグミの花のビーティングでネットに入りました。

 

走るのがものすごく速いので撮影は大変です・・・

 

同定中 ゾウムシ科

常陸太田市 松平町

 

体長6mm

 

タワラグミの花のビーティングでネットに入りました。

セダカシギゾウムシと思いますが自信がありません。

 

リンゴコフキハムシ ハムシ科

那珂市 戸 (那珂川河川敷)

 

オニグルミのビーティングでネットに入りました。

リンゴ、ナシ、ウメ、クルミの害虫です。

 

時間が経つと白い粉が落ちてしまいます。

白い粉の落ちた個体も多くネットに入りました。

 

ムナキルリハムシ (ムナキナガツツハムシ)

   ハムシ科

那珂市 戸 (那珂川河川敷)

 

ウワミズザクラのビーティングでネットに入りました。

 

食草は、カンバ類、ヤナギ類、スイバなど。

4月27日

 

ムカシヤンマ ムカシヤンマ科

常陸大宮市 相川

 

羽化したばかりのようです。

 

長いこと御前山に通っていますが、今まで入ったことのない林道に始めて入ってみました・・・

 

ウスバミスジエダシャク シャクガ科

笠間市 飯田ダム

 

幼虫食樹は、ヤナギ科、クルミ科、ブナ科、ニレ科、クワ科、バラ科、マメ科、カエデ科など何でも食べる。

 

似た種に、オオバナミガタエダシャクがいます。

 

カクモンキシタバ ヤガ科

笠間市 北山公園

 

幼虫食樹は、マメ科のヤマハギです。

 

似た種に、ウンモンキシタバがいます。

 

スズキシャチホコ シャチホコガ科

笠間市 北山公園

 

幼虫食樹は、ブナ科のコナラ、ミズナラです。

 

似た種に、ウグイスシャチホコがいますが、こちらはブナ帯(茨城では山地)に生息します。。

4月26日

 

ヨツモンクロツツハムシ ハムシ科

鉾田市 無量寿寺

 

食樹は、コナラ、ウワミズザクラの葉。

2対の黄色い紋と、触覚の基部が黄褐色が特徴。

 

茨城県水郷県民の森」 から、フクロウが孵ったとの連絡があったので行ってきました。

 

途中、無量寿寺に寄って、オオバボダイジュに寄生するタケウチトゲアワフキを探しました。

ここのオオバボダイジュ墓地の中にあり、茨城県により天然記念物に指定されています。

ヨツモンクロツツハムシは、この根元にいました。

 

ウスオビヤガ ヤガ科 タバコガ亜科

飼育

 

昨年8月にイモムシを連れ帰り飼育していました。

サナギを鹿沼土の中で乾燥しないよう保管していましたが、昨夜羽化して土の中から出てきました。

 

みんなで作るガ類図鑑」 でウスオビヤガの成虫出現期は7月〜9月と記載しています。

 

出現期が違うので、種名 「ウスオビヤガ」 ではないかもしれません。

4月25日

 

ウスキシャチホコ♂ シャチホコガ科

笠間市 北山公園

 

♂の腹端は翅より飛び出るが、♀は出ない。

我が家のネコのしっぽみたいでかわいい。

 

幼虫食草は、イネ科のススキ、ササ類。

 

アカボシゴマダラさなぎ タテハチョウ科

飼育

 

7月に 「 特定外来生物 」 に指定

 

飼育しているアカボシゴマダラが早くも1匹さなぎになりました。

 

腹側(写真右側)に刀剣のような出っ張りが見えます。

 

他にもオオムラサキ、ゴマダラチョウも飼育中ですが、オオムラサキは一昨日、体が越冬態の茶色から緑に変わったばかりの小さな個体もいます。

4月24日

 

ゲンジボタル ホタル科

水戸の家の近く

 

今日は夕方からまとまった雨というので、夜、ゲンジボタルの上陸調査に行ってきました。

 

夕食後、19時に自宅を出発。 

現場は真っ暗です・・・

 

ホタルの棲む水路を見て歩くと、上陸しようと様子を窺っている光を発見。

 

ゲンジボタル ホタル科

水戸の家の近く

 

コケの生えた水路壁を登っています。

成虫と同じように光りながら・・・

 

雨合羽に長靴にヘッドライト。

 

光を確認した水路に入り静かに待つこと10分。

また、光出しました。

 

カメラはTG−5で、水深15mまで耐えられる水中カメラなので雨の中でも安心です・・・

 

 

ゲンジボタル ホタル科

水戸の家の近く

 

茨城県RDB (2016) 準絶滅危惧

環境省RDB (2014) 該当なし

 

潜土した幼虫は、土中に土で繭を作り、4〜5日でサナギになり、更に約40日後に成虫になります。

 

ちなみに18時台雨量は0.5mm 水戸気象台

              19時台雨量は0.5mm

      20時台雨量は1.0mm

 

      24日の総雨量は11.5mm

25日の総雨量は47.0mm

 

25日の夜に雨はあがりましたが幼虫上陸は続きました。

 

ハングロアツバ ヤガ科

笠間市 北山公園

 

幼虫食樹は、ツツジ科のヤマツツジ、サツキ、バラ科のウメなどです。

 

午前中は歯医者さんだったので、午後から小雨が降りだしましたが、急いで北山公園へ。

 

トガリエダシャク シャクガ科

笠間市 北山公園

 

幼虫食草は、ミツバアケビ、アケビです。

笑っている顔に見えませんか〜

 

♂、♀とも触覚は櫛歯状ですが♂の方がやや長いそうです。

4月23日

 

名前不明 (イモムシ図鑑に載っていません。)

那珂市 豊喰

 

クロミドリシジミの幼虫探しですが、まだ早いのかクロミドリは見つかりません。

 

ケヤキの樹皮下になんとも不気味なイモムシが何匹も隠れていました。

種名が分からないので、連れ帰りケヤキで飼育です。

 

名前不明 (イモムシ図鑑に載っていません。)

那珂市 豊喰

 

こちらはクヌギの幹に引っかかっているイモムシです。

 

強風が吹いているので、枝から振り落とされたようです。

こちらも自宅に連れ帰り、クヌギで飼育です。

 

強風が吹き荒れているので、午後から、常陸海浜公園事務所に、平成29年度入場許可証を返却してきました。(平成30年度入場許可証はいただきました。)

4月22日

 

水戸市森林公園で 「茨城生物の会の平成30年度総会」 です。

午前中は水戸市ローラースケート少年団の練習があるので午後から参加します。

 

 

モンシロチョウ シロチョウ科

水戸市河和田町

 

ローラースケート少年団の練習場の隣には、10日前に植え付けをしたキャベツ畑が広がっています。

 

今日はたくさんのモンシロチョウが舞っていたのでじっとみていると卵を産んでいるのだと気がつきました。

 

葉にとまって産卵している時間は1〜2秒です。

 

 

モンシロチョウの卵

キャベツの葉1枚に1個産み付けていました。

高さ1mm、直径0.2mmぐらいです。

孵化したころ、殺虫消毒されてしまう運命です。

 

ローラースケート場は、見川総合運動公園の硬式野球場が茨城国体に向け改修中なので、今は河和田小学校の駐車場をお借りしています。

(6月には工事が終わるので見川に戻ります)

 

コキクガシラコウモリ

水戸市

 

「茨城生物の会 平成30年度総会」の後、コウモリが見たいという方(女性の会員)がいたので案内してきました。

4月21日

 

ハネナガブドウスズメ スズメガ科

筑波山

 

幼虫食草は、マタタビ科のサルナシ、ブドウ科のヤブカラシ、ブドウ、ノブドウなど。

 

お尻を上げてとまります。

 

ブドウスズメに似ていますが、前翅外線に近い白い線(赤矢印)が後角まで伸びます。

 

 

ハネナガブドウスズメ スズメガ科

筑波山

 

お顔も拝見!!!

 

石岡の家から水戸に帰る途中、暖かいので久々に筑波山神社付近の外灯を巡りながら・・・

 

外灯がLEDになってから、虫の集まる外灯を見つけるのが大変です。

4月20日

 

マエキトビエダシャク シャクガ科

笠間市 北山公園

 

食樹は、モチノキ科を主なホストとし、イヌツゲ、アオハダです。

似た種にオオマエキトビエダシャクがいます。

 

ウスジロエダシャク シャクガ科

笠間市 北山公園

 

食樹は、ヤナギ科、クルミ科、ブナ科、バラ科、マメ科、カエデ科、スイカズラ科、マツ科など、何でも食べる。

 

4月19日

 

タケウチトゲアワフキ幼虫のオシッコ 

トゲアワフキ科

  水戸市内 以下内緒

 

もうそろそろ羽化した成虫が出てくるだろうと、ほぼ毎日観察に行っています。

 

今日は巣からお尻を出してオシッコをしている幼虫が見られました。

幼虫は石灰質で作った巣に棲み、オオバボダイジュの樹液を吸っています。

 

巣の写真はこちら

 

キハダ

 

ミヤマカラスアゲハの飼育をするのに、ネットで注文した苗木が届きました。

 

購入先 : トオヤマグリーン ( 熊本県甲佐町 )

代引金 : 2940円

高  さ : 50cm

 

幼虫を飼育するためにはがんばって葉をもっと茂らせないと、餌不足になりそうです。

 

大きめな鉢に植え替えました・・・

地植えにすると高さ20mにもなります。

4月18日

 

アカボシゴマダラ タテハチョウ科

水戸市内で越冬幼虫を採集し、飼育中

 

今年の7月に、環境省より、「特定外来生物に指定」 されるので最後の飼育です。

 

今後は、飼育、販売(人にあげるなど無償も含む)、移動が禁止されます。

 

越冬幼虫をエノキの枝に移しました。

(現在の体長15mm

4月17日

 

モミジツマキリエダシャク シャクガ科

笠間市 北山公園

 

幼虫食樹は、クマシデ、アカシデ、ヤマモミジ、イタヤカエデなど。

 

トイレの外壁に着いていました。周囲にシデの樹は多いです。

 

 

ウスベニキリガ ヤガ科

笠間市 北山公園

 

幼虫食樹(食草)は、不明です。

 

成虫がいた付近には、ヤマザクラ、コナラ、クヌギ、リョウブ、ネジキ、アオダモなどがあります。

4月16日

 

クロサンショウウオ(卵のう)

北茨城市 以下内緒  標高765m

 

茨城県RDB (2016) 絶滅危惧U類

環境省RDB (2014)  準絶滅危惧

 

虫友とヤマザクラが満開の北茨城市に行ってきました。

 

 

昨年はこの池の水が涸れて卵のうが確認できませんでしたが、今年は雪解けの水や雨が多かったせいで満々と水を湛え、数え切れないほどの卵のうが確認できました。

 

スギタニルリシジミ シジミチョウ科

北茨城市 以下内緒  標高595m

 

幼虫食草はトチノキの花やミズキだとしていましたが、近年、本来の食樹はミズキではなくキハダといわれています。

 

この現場にはトチノキがたくさんあるのでこの花を食樹としているのだと考えられます。

 

足元には、カタクリとニリンソウの花が満開です・・・

 

ノヒラトビモンシャチホコ シャチホコガ科

城里町 ふれあいの里

 

幼虫食草は、クヌギ、ミズナラ。

似たガでコトビモンシャチホコがいます。

 

夜は昼とは別な虫友と、今年初めてのナイターです。

ナイターするには、大分寒いですが、10種類以上が翔んできました。

 

キハラゴマダラヒトリ ヒトリガ科

城里町 ふれあいの里

 

幼虫食草は、クワ、サクラ、アブラナ科の野菜、豆類、ダイズなど

 

スジベニコケガ(春型) ヒトリガ科

城里町 ふれあいの里

 

幼虫は、地衣類、落ち葉を食べる。

 

似た種で、ゴマダラベニコケガがいます。

 

セスジナミシャク シャクガ科

城里町 ふれあいの里

 

幼虫食草は、アケビ

 

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