管理人のブログ      むし屋 10月(その2) 2025年


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オオアヤシャクの飼育記録です。

 

コブシホオノキで飼育しますが、この時期、柔らかい葉っぱがありません。

 

9月22日、大子町小生瀬でのライトトラップにきました。

 

幼虫越冬です。

 

9月22日(月)

 

オオアヤシャク シャクガ科

 

成虫出現は6〜9月の年2化

 

幼虫食樹はホオノキ、タムシバ、コブシ、モクレンなどです。

9月24日

 

 

乳白色の卵を5個産みました。

 

写真上にあるのがスケールなので、

長径1.5mmぐらいです。

9月27日

 

 

中央が凹んできました。

9月29日 朝

 

孵化

 

産卵6日目

 

体長4mmぐらい

 

朝、飼育ケースを確認すると1匹孵化していたので、昨日探しておいたコブシの比較的柔らかい葉っぱを採ってきて筆で移動しました。

9月29日 夕方

 

初齢

 

孵化1日目

 

体長4mmぐらい

 

夕方、飼育ケースを覗くとコブシに食いついたようで食痕が見られます。

 

水戸市森林公園へホオノキの柔らかい葉っぱを探しに行ってきましたが、ボロボロの硬い葉っぱしかありません。

10月01日

 

初齢

 

孵化3日目

 

体長6mm(実測値)

 

ホオノキに食いついた子です。

 

お隣の茨城町ホオノキの柔らかい葉っぱが出ている彦生えを見つけました。

10月03日

 

初齢

 

孵化5日目

 

体長7mm(実測値)

 

ホオノキにいた子もコブシに移動していました。

10月06日

 

2齢?

 

孵化8日目

 

体長10mm(実測値)

 

頭部の形が尖り(とがり)ました。

10月08日

 

3齢?

 

孵化10日目

 

体長13mm(実測値)

 

ホオノキを食べている子です。

10月11日

 

3齢?

 

孵化13日目

 

体長17mm(実測値)

 

まだ葉っぱを齧って(かじって)います。

 

いつ冬眠体制に入るのでしょう。オオムラサキの冬眠のように、体色が変わるのでしょうか。

10月14日

 

3齢?

 

孵化16日目

 

体長19mm(実測値)

 

初めて全体の姿を撮影できました。

10月15日

 

3兄弟

 

孵化17日目

 

おもしろい写真が撮れました。

 

右から2つ目はこの枝のです。

 

食べている木の芽擬態しているのが分る絵となりました。

10月19日

 

4齢?

 

孵化21日目

 

体長25mm(実測値)

 

まだ、バリバリ葉っぱを齧っています。いつ冬眠体制に入るのでしょうか。

 

ホオノキの葉っぱも入っているのですが、食べません。

 

コブシの方がおいしいのかも知れません。

 

ホオノキ:葉には芳香があり殺菌作用があるので、お皿の代わりに使われることがあります。

 

材は刀の(さや)まな板に使われます。小学生の時、版画の板として使いました。

 

10月22日

 

お顔拝見

 

孵化24日目

 

体長27mm(実測値)

 

ほぼ木の芽にしか見えないですネ。

 

は、まだ一度も脱皮殻が落ちているのを見ていないので不確実です。

10月26日

 

4齢?

 

孵化28日目

 

体長27mm変らず。

 

ここのところ、大分寒くなって部屋に暖房を入れているので、飼育ケースは屋外に出しています。

 

そうしたら、葉っぱを食べなくなったので、越冬態勢に入ったのかな?

 


 

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