管理人のブログ      むし屋 08月(その1) 2023年


逆川へご招待| 行事 | サケ情報 |  ホタル情報 | 写真館 | 管理人のブログ | 魚道


 

むし屋表紙 | R5年 | | | | | | | | | | |

 

2023年7月(その13)へ戻る      2023年8月(その2)へ進む

 

 

ギンモンスズメモドキ(シャチホコガ科)の飼育記録です。

 

東京のメル友さんから東京都桧原村で採卵できたと送って頂きました。

 

いつもありがとうございます。

 

イタヤカエデで飼育していましたが、この枝を折ると白い牛乳のような樹液が出ます。(これがメープルシロップ)そのため、水の吸い上げができず、すぐ干からびてしまいます。

 

白い樹液が出るのは、アサギマダラの食草キジョランと同じです。

 

途中で自宅にあるウリハダカエデ、次にオオモミジと移行したらうまくいっています。

 

 

ギンモンスズメモドキ

 

成虫出現は7〜8月の年1化

 

この写真は今年6月24日、常陸大宮市光戸でのライトトラップにきた個体で卵とは関係ありません。

 

イタヤカエデ ムクロジ科

旧御前山村

 

毎年花の季節にハナカミキリの採集で7mのネットを振る木です。

 

葉っぱを採ることができるか確認に行ってきました。

 

井殿橋から手を伸ばしてやっと葉っぱに手が届きます。

 

橋から落ちたら大変です。

8月02日

 

ギンモンスズメモドキ卵

 

午前中、郵パックで届きました。

 

午後は水戸でも35℃を越えたので、郵便受けの中で卵焼きになってしまうところでした。

 

直径は1mmぐらいと大きいです。

8月04日

 

孵化

 

体長2mmぐらい

 

食樹のイタヤカエデに、筆で移動しました。

 

孵化したのは、まだこの子だけです。

 

尾状突起が二股に分かれています。

8月05日

 

初齢

 

孵化2日目

 

糞の確認ができたので、イタヤカエデに食いついたようです。

 

一安心ですが連日の猛暑が心配です。

8月06日

連日の昆虫観察会が終わったので、御前山へイタヤカエデの葉っぱを採りに行ってきました。

 

 

初齢

 

孵化3日目

 

体長7mm

 

食痕が芸術のようです。

 

現在4匹が孵化して1匹が死に、3匹います。

8月09日

 

2齢

 

孵化6日目

 

体長10mm

 

また1匹死んで2匹となりました。

 

標高の高い種なので、我が家は暑すぎ?

8月11日 山の日

 

2齢

 

孵化8日目

 

体長11mm

 

また1匹死んでこの子だけとなりました。

 

今日は御前山へイタヤカエデを採りに行ってきました。

 

今日は試しに自宅にあるウリハダカエデを投入してみました。

13日からのお盆は石岡の家に移動するので、猛暑と台風の中、4日ほど留守になります。

 

そのため、飼育ケースの中にイタヤカエデ、ウリハダカエデ、オオモミジを投入して、あとは運まかせとなりました。

 

8月16日

 

3齢

 

孵化13日目(お盆で4日間放置)

 

体長:計測できず。

 

なんと、ウリハダカエデに食いついていました。

 

糞だらけなのですぐに飼育ケースを洗い、モミジを採ってきました。

 

イタヤカエデは採りに行くのに片道1時間以上掛かるし、また、すぐ干からびるので使用を止めます。

8月19日

 

4齢

 

孵化16日目

 

体長:推定20mm

 

いつも写真の体制なので計測できず。

 

最後の1匹でしたが死んでしまいました。

 

 


 

2023年7月(その13)へ戻る      2023年8月(その2)へ進む