管理人のブログ      むし屋 2024年月(その2)


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オナガシジミ(シジミチョウ科)の飼育記録です。

 

この卵は『むしオークション』で購入した岩手県産ものです。

 

オニグルミで飼育します。

 

オナガシジミは、茨城県RDB2016年 準絶滅危惧

 

           環境省RDB2014年 絶滅危惧U類です。

 

茨城県では、多賀山地や八溝山の標高400〜700mに生息しています。(茨城県RDBより)

 

 

 

直径0.2mmぐらいかな

 

食草(樹)のオニグルミの芽出しは順調です。

4月05日

 

←オニグルミの芽出しがうまくいったので、卵の付いた枝を木工ボンドで着けてみました。

 

孵化したらかってに新芽に移動してくれると思います。

 

オニグルミは我が家にも一鉢ありますが、水戸市内の水辺にはたくさんあるので餌の心配はありません。

4月05日

 

卵 (孵化)

 

卵から脱出した孔はあるのに幼虫がどこにいるかわかりません。

4月14日

 

幼虫

 

飼育ケースの中にいた幼虫ですが、これがオナガシジミの幼虫か疑っています。

 

もしかして、食草で採ってきたオニグルミに着いていた別種の卵が孵化したかも・・・

4月19日

 

2齢幼虫

 

体長5mm

 

!

まぎれもなくこのホルムはオナガシジミ

 

餌のオニグルミがカビてしまったので芽を1枚づつ剥していくと、その中に潜り込んでいました。

 

今、クルミの葉っぱは、那珂川の万代橋(ことといばし)上流の河川敷から採ってきています。

 

ここの河川敷の立ち木(主にクルミ、エノキ、マダケ)は、令和元年、台風19号の氾濫の後、災害防止のため伐採と土砂の搬出を進めていますが、民地が残っているのに現在の権利者が不明ということで工事が止っています。いずれ伐採されてしまいます。

 

4月22日

 

2齢幼虫

 

体長6mm

 

芽の隙間に潜り込んでいます。

4月24日

 

2齢幼虫

 

体長7mm

 

隙間から出てきていました。

4月29日

 

3齢幼虫?

 

体長10mm

5月03日

 

4齢(終齢)幼虫

 

体長17mm

5月06日

 

終齢幼虫

 

体長18mm

5月08日

 

終齢幼虫

 

お顔拝見

5月09日

 

前蛹

 

まったく動かなくなり、背中がピンクになりました。

5月11日

 

 

体長10mm

 

右下にあるのは抜け殻です。

5月29日

 

←ちなみに翅表です。

 

羽化したので飼育記録は終了です。

 

地域による個体変異があり岩手県産なのでリリースできません。なので、このまま見取ります。

 

 


 

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