管理人のブログ      むし屋 07月(その9) 2025年


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7月20日

 

昨日、水郷県民の森の昆虫観察会でお手伝いをしてくれた虫好き少年へのお礼を兼ねて、八溝山でライトトラップをしてきました。

 

八溝山は茨城県最高峰で標高1,022mです。今日の大子町の最高気温国内最高値38.8でしたが山頂は涼しく気持ちよくお昼寝できました。

 

ただ、大きなアカウシアブが大群で襲ってきてたまりません。

 

虫好き少女A子ちゃん、B子ちゃんは、登山道が急傾斜とヘアピンカーブの連続で険しいので欠席してもらいました。

 

 

←山頂から見る夏空の入道雲 (福島県側)

 

栃木県側の空は真っ暗で雷鳴が聞こえてきます。

 

この展望台のコンクリート床に野転がって、お昼寝しました。

 

サカハチチョウ♀夏型 タテハチョウ科

 

八溝山林道入り口のトイレの床で、垂れた尿を吸っていました。(扉のない便所)

 

さすが、捕虫網に他人のおしっこが付くのはいやなので(まあ、自分のでもいやですが)、捕虫網は振らず、しばらく眺めていました。

 

ミツギリゾウムシ ミツギリゾウムシ科

 

成虫は初夏のころから出現。

 

切り株に産卵し幼虫はそれを食べます。

 

♀は写真のように口吻が細長い。

 

♂は口吻が短く太い。

 

好いですネ〜〜〜

 

オオキノコムシ オオキノコムシ科

 

ブナの倒木などに生えるサルノコシカケ類のキノコに集まります。

 

今回はライトトラップにきました。

 

大きいです。見ると感動ものです。

 

ハンノアオカミキリ カミキリムシ科

 

成虫出現は6〜8月

 

成虫はシナノキ、オヒョウ、トチノキの生葉を後食する。

 

広葉樹の新しい枯れ木や伐採木に産卵し、幼虫はそれを食べる。

 

 

ハンノアオカミキリ

 

ヒゲナガシラホシカミキリ カミキリムシ科

 

成虫出現は4〜8月

 

成虫はダケカンバ、ミズナラ、コナラなどを後食する。

 

珍品です。

 

 

ヒゲナガシラホシカミキリ

 

は鞘翅の肩部の白い点以外は消える。

 

珍品です。

 

トガリシロオビサビカミキリ カミキリムシ科

 

普通種です。

 

 

ニセビロードカミキリ カミキリムシ科

 

 

 

ニセビロードカミキリ

 

シロスジカミキリ カミキリムシ科

 

ここ数年、見ていなかったので、久しぶりのご対面です。

 

クリの大害虫です。

 

 

シロスジカミキリ

 

ホソカミキリ カミキリムシ科

 

 

 

ホソカミキリ

 

ヒメハサミツノカメムシ カメムシ科

 

♀には突起がない。

 

 

ツノアオカメムシ カメムシ科

 

成虫出現は7〜10月

 

 

カシノナガキクイムシ ナガキクイムシ科

 

ナラガレ犯人です。

 

体長6mmのこんな小さな虫が大木のカシやクヌギやコナラを枯らします。

 

水平な紙の上を上手に歩けないので、全員裏返っています。

 

八溝山でこんなにいるということは、後、数年でブナの森は全滅か。恐ろしい・・・

 

 

まだまだたくさんあるので、次のページに続きます。

 


 

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