管理人のブログ      むし屋 08月(その9) 2025年


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8月28日(木)

 

水戸市の『生き物調査:暖候期』 が31日で終わってしまうので、木葉下(あぼっけ)でライトトラップをしてきました。

 

8月末なのに今年は36℃の猛暑続きです。9月に入って始まる 『寒候期』 にはほど遠い季節感があります。今年は秋がなさそうな雰囲気です。

 

 

水戸市木葉下(あぼっけ)

 

「あれ道路の真ん中で」 って思われた方、この林道はここで行き止まりです。

 

ヤママユ

 

今夜一番の大物です。

 

当然、リリースしました。

 

オオツヤハダコメツキ コメツキムシ科

カネコメツキムシ亜科

 

森林性のコメツキで灯火採集以外ではほぼ得ることは難しい種のようです。

 

体長20mm (この個体の実測値)

 

ガムシ ガムシ科

 

茨城県RDB:絶滅危惧U類

 

環境省RDB:準絶滅危惧

 

2匹きたので自宅のメダカの水槽(屋外)に入れておいたら、ホテイアオイを齧った形跡を残して2匹とも飛んで行ったようです。

 

クツワムシ クツワムシ科

 

茨城県RDB:絶滅危惧TB類

 

環境省RDB:対象外

 

鳴き声は特徴のあるやかましいガチャガチャです。

 

ライトトラップにきたのではなく、近くで鳴いていた個体です。

 

ツノトンボ♂ ウスバカゲロウ科

 

成虫出現は5〜8月の年2化

 

♂は尾端に2個の付属物が着いています。。

 

ホソバスズメ スズメガ科

 

成虫出現は5〜8月の年2化

 

幼虫食樹はヌルデです。

 

ヒメサザナミスズメ スズメガ科

 

成虫出現は4〜9月の年2化

 

幼虫食樹はイボタノキ、ハシドイ、トネリコです。

 

サザナミスズメとの違いは、お腹に黒いシミがあるなしで判定しています。

 

この子は終始お腹をくの字に曲げています。

 

クビワシャチホコ シャチホコガ科

 

成虫出現は5〜6月、8〜9月の年2化

 

幼虫食樹はカエデ、モミジです。

 

産卵したけど既に飼育済みなので、庭のモミジで放置飼育とします。

 

タカサゴツマキシャチホコ シャチホコガ科

 

成虫出現は8〜9月の年1化

 

幼虫食樹はクヌギです。飼育します。

 

ムクツマキシャチホコツマキシャチホコなどそっくりな種があります。

 

翅頂の白い紋、後翅が薄茶色などから判断しました。

ムクツマキシャチホコだったら、食樹はムクノキアキニレです。

 

アキニレは偕楽園公園を探したら、1本ありました。

 

ツマキシャチホコだったら、食樹はクヌギ、コナラで飼育可能です。

 

 

アカスジシロコケガ ヒトリガ科

 

成虫出現は6〜9月の年2化

 

幼虫食草は地衣類です。

 

上翅の黒点が4個は♂、2個は♀です。

 

ハラアカアオシャク シャクガ科

 

成虫出現は5〜6月、8〜9月の年2化

 

幼虫食樹はクリ、リンゴです。

 

似た種に、ウスハラアカアオシャクホソバハラアカアオシャクがいます。

 

クロオビノメイガ ツトガ科

 

成虫出現は5〜8月の年2化

 

幼虫食樹はカシワ、コナラです。

 

背景のブルーは、紫外線を発しているブラックライトの蛍光灯です。

 

オオシロテンクチバ ヤガ科

 

茨城県RDB:準絶滅危惧

 

環境省RDB:対象外

 

成虫出現は4〜10月の年2化

 

幼虫食草はキイチゴ類です。

 

そっくりなシロテンクチバの成虫発生時期は、4〜5月です。

 

イチジクキンウワバ ヤガ科

 

成虫出現は8〜10月の年1化

 

幼虫食草はキク科、イラクサ科、マメ科、バラ科などです。

 

アカキリバ ヤガ科

 

成虫出現は4月、6〜11月の年2〜3化

 

幼虫食樹はクヌギ、野イチゴ類などです。

 

記録のために、集まってきた昆虫はほぼ撮影したのですが、残りはアップをやめます。

 

 


 

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