管理人のブログ      むし屋 2024年月(その8)


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セブトエダシャク (シャクガ科)の飼育記録です。

 

6月8日、常陸大宮市下伊勢畑でのライトトラップに翔んできた♀が産卵しました。

 

 

セブトエダシャク シャクガ科

 

成虫出現は4〜8月

 

幼虫食樹はシラカンバ、ダケカンバ、ポプラ、リンゴ、イヌザンショウ、アカメガシワです。

 

今回、イヌザンショウ山椒(さんしょ)の違いを学習し、生えている場所を探しました。

 

イヌザンショウ  棘が交互に出る。

 

笠間市北山霊園傍の山際

 

サンショ  棘が左右対象に出る。

 

水戸市小林町の山中

 

6月10日

 

 

緑色の綺麗な卵を塊で大量に産みました。

6月16日

 

孵化

 

朝、卵を確認すると黒く変色していました。

 

数時間後には、孵化が始まりました。

 

体長は2mmぐらい。

 

用意していたイヌザンショウは干からびていたので新鮮な葉っぱを採りなおしてきました。

6月19日

 

初齢

 

体長は4mmぐらい

 

肉眼ではどこにいるのか良くわかりません。

 

孵化4日目

6月22日

 

2齢

 

 

体長は6mmぐらい

 

孵化7日目

6月26日

 

3齢

 

体長は15mmぐらい

 

孵化11日目

6月29日

 

4齢

 

体長は26mmぐらい

 

孵化14日目

7月02日

 

終齢

 

体長は32mm

 

孵化17日目

7月06日

 

終齢

 

体長は40mm

 

孵化21日目

7月08日

 

今日、全ての幼虫を笠間市北山霊園近くのイヌザンショウの木にリリースしてきました。

 

理由:イヌザンショウの葉っぱは水の吸い上げが悪く、採ってきたその日のうちに葉っぱがバラバラに落ちてしまいます。

 

ネムノキも同じですが、ネムノキはそこらじゅう、どこにでもあります。

 

現在、イヌザンショウの存在はこれ1本しか見つかっていません。一日毎に枝を採りに行っていましたが、遠いのと連日の猛暑で疲れました。

 

一応、終齢幼虫の姿は観察できたので、リリースすることにしました。

 

 


 

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