管理人のブログ      むし屋 07月(その1) 2020年


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七曲隧道で採集したホソバシャチホコから採卵できたので、その飼育記録です。

 

6月24日

 

ホソバシャチホコ♀

 

欲しかったホソバシャチホコの♀です。

 

幼虫は、この成虫では想像つかないカラフルで綺麗なイモムシで、昨年は飼育途中で死んでしまいました。

 

食樹は、ミズナラ、コナラ、クヌギ、アラカシです。これらは自宅に鉢植えで準備してあります。

6月26日

 

←卵

 

全部で21個生みました。

 

無精卵でないことを願いました。

6月28日

 

←左上の1個だけ色が変わりました。

6月29日朝

 

←左上の1個孵化しました。

 

体長mmぐらいです。

 

残りの卵の色も全て変りました。

 

シャチホコガ幼虫の特徴で、お尻が2つに分かれています。

6月29日夜

 

ホソバシャチホコ 1齢幼虫 孵化日目

 

体長mmぐらい。

 

帰宅して見ると飼育ケースの中を歩き廻っていたようで、急いでコナラの柔らかい新葉を入れると食いついてくれたようです。

 

コナラはウスタビガの飼育が終わった鉢植えで、枝を詰めたので新葉が出ていました。

7月01日

 

飼育の様子を公開

 

水差しは、ランの花を買うと付いている水差しで、ランの花はお墓へお供え。

 

水差し台座は、100均で購入した粘土で作った。

 

コナラは、新葉だけを庭の鉢植えから採ってきます。

まだ孵化して2日目なのに、写真のように食べまくり、ウンチを撒き散らします。

 

僅かな振動でも、糸を吐いて垂れ下がってしまうので、その都度、潰さないよう刷毛で戻しています。

 

 

ホソバシャチホコ 1齢幼虫 

孵化日目

 

体長mmぐらい。

 

全ての卵が孵化しました。

 

表皮を舐めるように食べています。

7月03日

 

ホソバシャチホコ 1齢幼虫 孵化日目

 

体長mmぐらい。

 

やっと全体の配色が見えてきました。

7月07日

 

ホソバシャチホコ 2齢幼虫 

孵化日目

 

体長mmぐらい。

 

写真の産毛は、コナラの葉裏で、全員、葉っぱの裏側にいて食べています。

最初は表皮を舐めるように食べていましたが、葉の縁からかじるようになりました。

7月08日

 

ホソバシャチホコ 2齢幼虫 

孵化日目

 

体長10mmぐらい。

 

食べる時は、お尻を上げて、シャチホコの形をとります。

7月12日

 

孵化13日目

 

体長18mm

 

毎日、飼育ケースの掃除をする時、脱皮殻を捜していますが見つかりません。

 

齢がわかりません。

7月16日

 

孵化17日目

 

体長25mm

 

少しメタボぎみ!

7月21日

 

今日、始めて脱皮殻を確認できました。

 

頭部のみの脱皮殻で、体部分は確認できません。

 

今までも脱皮殻はあったのか知れませんが、気がつかず運子といっしょに捨てていたのかもしれません。

 

孵化22日目

 

体長35mm

 

終齢です。

7月25日

 

孵化26日目

 

体長42mm 

 

硬い葉っぱをもり×2かじり、蛹になる栄養を蓄えているようです。

 

 

 

 

幼虫飼育も終わりに近いので記念撮影です。

↓↓↓↓

 

頭部と胸脚(きょうきゃく)です。

 

この胸脚は成虫になった時の6本の脚です。今は枝を掴む力はないです。

 

腹脚(ふっきゃく)です。

 

これで枝をがっちり掴んで落ちないです。

 

尾脚(びきゃく)です。

 

肛門はこの脚の間にあります。

7月31日

 

孵化32日目

 

飼育ケースの底に敷いていた紙と紙の間に潜り、糸を吐いて繭(まゆ)をつくり、その中で前蛹になりました。

 

自然界ではどこにつくるのかな?

樹木の幹、枝、落ち葉の中?

8月02日

 

孵化34日目

 

サナギになりました。

 


 

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