管理人のブログ      むし屋 06月(その8) 2020年


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トビモンオオエダシャクの飼育記録です。

 

3月13日 夜の8時ごろ

 

ミツボシキリガ目的の糖蜜採集(撮影だけで採集はしていません。)の最中に、産卵中のトビモンオオエダシャクに遭遇しました。

 

♂は灯火に集まりますが♀は灯火に集まらないので♀を見ることはまずありません。

 

撮影の照明は虫友がしてくれています。

3月の夜は吐く息が真っ白で寒いです。

3月15日

 

日中見に行くと

他の場所にも産卵していて、全部で179卵ありました。

4月01日

 

←1齢幼虫

 

昨晩、飼育ケースを覗いたら、卵は全部、孵化していました。

 

体長2mmです。

 

急いで桜の葉っぱを採りにいきましたが、まだ葉っぱは出てなく、しかたがないので花を与えてみました。

 

黄色いのは、桜の花の雄しべです。

4月13日

 

←1齢幼虫

 

体長mm

 

右の黒い点はウンチ中

 

サクラも葉っぱがでてきました。

4月18日

 

←2齢幼虫

 

体長22mm。猫耳となりました。

5月01日

 

←3齢幼虫

 

体長55mm

 

昼間は枯れ枝になりきり動きません。

 

丈夫で死にません。数が多く、毎日餌採りが大変なので、8匹だけ残して北山公園のサクラに戻してきました。

鳥に食べられませんように!

5月06日

 

←終齢幼虫

 

体長 75mm

トビモンオオエダシャクの顔は、

右写真のサクラの芽に擬態しています。

ここに2匹います。

 

こちらは本物のサクラの芽です。

 

5月23日

 

3密です・・・

 

全員8cmを越えたので食べる量も半端じゃありません。

 

運子もすごい量なので、鉢植えのミカンやクヌギの肥料にしています。

6月03日

 

蛹化前幼虫です。

 

餌(サクラ)を食べずに飼育ケース内を歩き回っています。(全員7匹)

 

体長8cmを越えていましたが、大分縮みました。

 

用意していたオガクズを入れたケースの中に放したら、潜っていきました。

 

オガクズはカシのチェンソーくず。

山から拾ってきました。

 

鍋で10分ほど煮て、殺菌してあります。

6月14日

 

オガクズを満たした飼育ケースの底に蛹室を作り、サナギになっていました。

 

飼育ケースの裏側から撮影しています。

 

北山公園に戻してきました。

 

加湿でなく、乾燥もしない、また、人が踏み込むことがない、モグラやネズミに食べられないように場所を探し、孔を掘り、砂を掛け、枯れ枝をたくさん被せてきました。

 


 

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