管理人のブログ      むし屋 05月(その1) 2023年


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5月9日

ひたちなか市の虫友から情報があり、晴れたので八溝山ウスバシロチョウの採集に行ってきました。

 

たくさん飛んでいるのにばかり・・・  採ってはポイ、採ってはポイが続き、ポイントを変えたりしながら4時間。諦めかけたとき、1匹採れました。

 

夜はライトトラップをしました。風は7時におさまりましたが、防寒着を2枚重ね着し、手袋をはめても寒くてたまりません。結局、昨日までの豪雨のせいか、何もきませんでした。

 

 

ウスバシロチョウ アゲハチョウ科

大子町

 

タンポポの花で吸蜜

 

昨年の卵は越夏か越冬に失敗し孵化しませんでした。昨年の様子はこちら。

 

今年はやり方を変えてみます。

 

ウスバシロチョウ

 

のお尻に白い袋状のものが着いています。

 

これは受胎嚢(じゅたいのう)といいます。

 

交尾が終わるとのお尻に着け、他のと交尾をさせないというものです。

 

これが交尾は済んでいるというサインになります。

 

ネットインしてこれが着いていないのはポイポイします。

 

←朝晩ポカリを吸わせています。

 

情報をくれた虫友に、1♀採れたとお礼のメールを入れたら、なんと翌日(10日)、八溝山まで行って2♀採ってきてくれました。

 

遠いし(水戸から2時間)ガソリン代高いのに感謝です。

  ↑

←12日、たくさん卵を産んでくれました。

 

産みたてはピンクで時間が経つと白く変わります。

 

卵越冬です(1年間このままです。)。

 

今年は失敗した越夏、越冬をどうするか悩むところです。

5月20日

 

←まだ生きていて、朝晩、ポカリを飲んでいます。

 

チョウにも個性があり、おちついて吸うのや、じっとしていないで歩き回るのがいて面白い。

 

 

卵は3匹で22日までに182個産みました。

5月22日

 

八溝山の発生地に卵の半数を置いてきました。 【赤い目印の下】

 

植え込みの下なら現状の変更がない限り人間の手は入らず、イノシシの掘り返しもないと判断しここに決めました。

 

近くにムラサキケマンもたくさん生えていて、来年、大地震や入院などのアクシデントがあって行けなくなっても孵化した幼虫は大丈夫でしょう。

5月7日

 朝方は強い雨が降っていましたが10時位にあがり、午後には晴れてきました。

 

 

イモムシ管理5−7

水戸市森林公園

 

体長22mm

 

クヌギの葉っぱを二ツ折りにし、糸を吐いてその中にいました。

 

家に帰る間に脱皮をしていました。

 

イモムシ管理5−8

水戸市森林公園

 

体長21mm

 

河津桜の枝にいまいした。

 

ニセコシワヒメハマキ ハマキガ科

笠間市北山公園

 

成虫出現は4〜6月の年1化

 

幼虫食草は不明です。

 

初見です。

 

ホシオビホソノメイガ ツトガ科

笠間市北山公園

 

成虫出現は6月、8〜9月の年2化

 

幼虫食草は不明です。

 

初見です。

5月7日

今日は朝から大雨です。 ひたちなか市の虫友さんから連絡をいただきました。

 

頼んでおいた八溝山ウスバシロチョウの下見に行ってくれたようで、結構出ているとのこと。ただし♂ばかりで♀は採れなかったという。

 

晴れたら八溝山へ行ってきます。当然八溝山まで行ったら夜はライトトラップですヨネ。

 

5月6日

お天気が良いのでライトトラップのポイント探しに行ってきました。

 

 

常陸大宮市長田

 

谷津の入り口から最奥まで約2Km。まったく家がありません。夜は真っ暗です。

 

谷の両側は広葉樹林で良さそうです。

犬に吠えられることもなく、イノシシさえ気をつければ大丈夫そうですネ。

 

キイロアツバ ヤガ科

笠間市北山公園

 

成虫出現は5〜7月、8〜9月の年2化

 

幼虫食樹はカシワですがここにカシワはないのでコナラかクヌギを食べているのかも知れません。

 

ナカジロナミシャク シャクガ科

茂木町七曲隧道

 

成虫出現は4〜7月、9〜10月の年2化

 

幼虫食草はボタンヅル、センニンソウです。

 

石岡の家にクレマチスの大きな株があるので採卵したら飼育可能です。

5月5日

 

ヤハズカミキリ カミキリムシ科

笠間市北山公園

 

幼虫は竹や篠竹の中で内壁を食べるカミキリです。

 

久しぶりに見ました・

5月1日

 

フタオビキヨトウ ヤガ科

笠間市北山公園

 

成虫出現は5〜6月、9月の年2化

 

幼虫食草はヌマガヤ、オギ、ヨシ

 

ミヤマフタオビキヨトウに酷似していますが、こちらの発生は7〜8月で、前翅の白点が2つに分かれます。

 

ソトウスグロアツバ ヤガ科

笠間市北山公園

 

成虫出現は5〜12月年数回

 

幼虫食草は枯葉、コケ類、シダ類、針葉樹、イネ科など広食性。

 

桜イモムシ(管理5−1)

笠間市北山公園

 

体長33mm

 

ゼリー状のコナライモムし(管理5−2)

水戸市森林公園

 

体長は未測定

 

縦縞模様の桜イモムし(管理5−3)

水戸市森林公園

 

体長は28mm

 

アメリカシロヒトリ ヒトリガ科

茨城町の桑で幼虫を採集した飼育個体

 

成虫出現は5月、7〜8月

 

何でも食べる広食性です。

 

外来種で生活環境害虫とされています。

 

虫友が欲しいというので飼育していましたが、サナギ保管ケース(衣装箱)で羽化に気つかず翅が痛んでしまっています。

 

ハスオビエダシャク シャクガ科

 

昨年5月22日、茨城県植物園のコナラを食べていた黒いイモムシを飼育していましたが羽化しました。

 


 

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