管理人のブログ      むし屋 08月(その7) 2020年


逆川へご招待| 行事 | サケ情報 |  ホタル情報 | 写真館 | 管理人のブログ | 魚道


 

 

むし屋表紙 | R2年1月  | | | | | | | | | | |

 

8月の(その)へ戻る     8月の(その8)へ進む

 

 

探していたスミナガシの幼虫を見つけたので、その飼育記録です。

 

8月09日

 

スミナガシ タテハチョウ科

常陸大宮市上伊勢畑

 

アワブキの木を見つけたのですが暑いので車を降りずに車中から見つめるとスミナガシ幼虫の作った簾(すだれ)を見つけました。

 

(すだれ):葉っぱの先を噛み切り、糸を吐いてゴミがクモの糸に絡みついたように作った隠れ家。

 

車から降りて枝を引き寄せると、今年、ずーと探していたスミナガシ幼虫がいました。

 

スミナガシ タテハチョウ科

常陸大宮市上伊勢畑

 

体長12mm.

大きさから2齢と思われます。

 

この大きさだと、まだ寄生バチ(寄生バエ)に犯されていないと思います。

8月16日

 

スミナガシ3齢・・・? 

 

体調16mm.

 

2本のツノ(突起)が長くなりました。

 

お盆で石岡の家に行っていたので水戸に帰ってきたらアワブキは乾燥葉っぱになっていて、餌を探して飼育していたビニール袋の口から脱出しようとしていて、殺してしまうところでした。

 

 

←顔です。 ひつじ顔?

8月20日

 

スミナガシ脱皮直後でwす。

 

体長20mm.

4齢・・・?

 

体の模様と顔の色が反転し、2本のツノ(突起)が更に長くなりました。

 

 

スミナガシ脱皮殻

8月22日

 

顔です。

 

 

お尻です。

8月23日

 

体色が葉っぱの色(緑ぽい)に変わりました。

 

体長38mm

 

いつも顔を葉っぱに伏せています。

8月25日

 

飼育ケースの上を向いていたので顔が撮れました。

 

背中の色が気に入りました。

こういう色は、何色というのかしら?

 

お尻の形は、サナギになるとき、枝につかまるためとわかりました。

8月26日

 

朝、飼育ケースの壁に逆さに張り付いていたので、ソート壁からはがして枝に移すと逆さにぶら下がりました。

8月27日

 

朝、サナギになっていました。

 

右側にあるのは抜け殻です。

 

もう1匹幼虫がいるので、サナギになる過程を寝ないで撮影するつもりです。

 

抜け殻

 

虫食いまで再現した枯れ葉態のサナギです。

 

サナギ越冬です。

 

飼育は完結です。 サナギに変態する瞬間を撮影できたら再UPします。

 

8月20日、常陸大宮市相川で撮影した成虫。

 

幼虫はアワブキ、成虫は樹液、腐った果実、獣糞などに集まります。

 


 

 8月の(その)へ戻る    8月の(その8)へ進む