管理人のブログ      むし屋 02月(その3) 2022年


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ベニシジミ (シジミチョウ科)の飼育記録です。普通種で、その辺にたくさんいます。

 

年に4〜5回発生し、幼虫の食草はスイバギシギシです。

 

2月26日

 

スイバ

水戸市鯉淵町 涸沼前川堤防

 

スイバの葉っぱを見て歩きました。

 

食痕があると、そーと葉っぱを裏返します。

 

振動に敏感で、危険を感じるとすぐに落ちるので、枯れ草の中で見つけるのは大変です。

 

スイバやギシギシは、河川堤防、田んぼの法面や休耕地にたくさん生えています。

 

←これが食痕です。

 

ベニシジミは葉裏にいて葉肉を舐めるようにかじり、葉表に薄い膜を残す特徴のある食痕を残します。

 

他のイモムシやコガタルリハムシ幼虫などの食痕もあり、紛らわしいです。

 

ベニシジミ越冬幼虫

 

いましたよ! ピンクちゃん〜

 

体長8mmです。

 

終齢は15mmぐらいになるので、まだ半分ぐらいの大きさですネ。

 

右側が頭です。

 

 

←いつものお顔拝見

 

頭はちっちゃい。

 

←お尻です。

 

 

←これがスイバの葉っぱの裏側です。

 

支脈が外側に向かって斜めストレートです。

 

幅が狭く、矢じりのような形です。

 

冬は紅葉します。

 

←これがギシギシの葉っぱの裏側です。

 

支脈が網目模様です。

 

スイバより幅が広く、大きいです。

 

冬は枯れた葉っぱが下の葉っぱに覆いかぶさり、守っているようです。

 

←幼虫がいたスイバを株ごと持ち帰り、この鉢植えで飼育、観察します。

3月02日

 

ベニシジミ越冬幼虫2号

 

1匹では心もとないので、もう1匹探してきました。

 

今日は車を降りて最初のスイバの株で見つけましたヨ。(3分ぐらい)

 

だ今、運子中。

3月06日

 

←終齢幼虫の食痕

 

終齢になり、葉っぱの表皮を舐めるように齧る(かじる)のでなく、バリバリ葉っぱを食べるようになりました。

 

幼虫は2匹とも、植木鉢だとどこにいるか探すのが難しいので、飼育ケースに移動しました。

3月07日

 

←終齢幼虫

 

体長16mm

 

葉っぱを齧る(かじる)のを止め、飼育ケースの底に敷いていたティッシュにくっ付き、動かなくなりました。

 

(みん)に入ったようです。

3月09日

 

←前蛹

3月10日

 

←蛹

3月24日

 

←羽化

 

飼育ケースを室内に置いていて暖かいので羽化してしまいました。

 

外はもう色々な花が咲いているので大丈夫ですネ。

 

幼虫がいた河川堤防に放蝶してきました。

 


 

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