管理人のブログ むし屋 08月(その11) 2021年 逆川へご招待| 行事 | サケ情報 | ホタル情報 | 写真館
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オオムラサキ (タテハチョウ科)の飼育記録です。 エノキは鉢植えを用意してあります。今回、越冬幼虫までレポートします。 茨城県RDB2016 絶滅危惧U類 環境省RDB2014 準絶滅危惧 |
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7月31日 |
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←オオムラサキ♀ 朝晩、ポカリスエットを飲ませています。 ネットでは、ポカリスエットを水で5〜10倍に薄めてと書いてありますが、今年はミヤマカラスアゲハ、ナミアゲハ、ジャコウアゲハもペットボトルからそのまま与えて大丈夫でした。 |
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顔のアップ写真です。 毎回5分ぐらいはポカリを吸っています。 |
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8月03日 |
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←産卵 エノキの葉っぱに産卵しました。 |
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←卵 3日〜7日までに175個産みました。 8日にも9個産卵して、計184個となりました。 母蝶はまだ生きています。 虫友に少し分けました。 |
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8月06日 |
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←卵 産卵3日目 ピンクに色が着いてきましたヨ。 |
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8月07日 |
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←卵 産卵4日目 色が黒ずんできましたヨ。 |
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8月08日 |
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←卵 産卵5日目 天井部分が丸く噛み切られました。 急いで庭からエノキの枝を採ってきて、カラカラに乾燥している卵の着いた葉っぱを鋏で切り取り、木工ボンドで貼り付けました。 |
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←孵化 よいっしょ! 一斉に出てきましたヨ。 |
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全身が出るとすぐに反転し、卵の殻(から)を齧り(かじり)始めました。 どの子も同じ動作で殻を齧ります。 見ていて、あきないですウ〜〜〜 |
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もうすぐ殻を食べ終わります。 体長は3mmぐらいです。 この後が大変でした。 どの子も落ちつかず、飼育ケース内を歩き廻り、脱出組もいて、1匹づつ、筆で葉っぱに戻しました。これが1日半、続きました。 孵化して集団でいると、補食者の鳥、アリ、カマキリなどに襲われ、全滅しないようちりじりになると考えられます。 |
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8月09日 |
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←1齢 孵化1日目 体長5mmぐらい 無事、エノキに食いつき、体色も透明から緑色になりました。運子も確認でき、ひと安心。 今日、観察会に毎回参加してくれる虫親子さんに少し里子に出しました。 |
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8月12日 |
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←1齢 孵化4日目 体長6mmぐらい 糸を吐いて葉っぱに台座を作り、転がらないよう体を固定しています。 |
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8月15日 |
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←2齢 孵化7日目 体長8mmぐらい 触覚が出ましたヨ 食事以外、全員、顔を伏せています。 オオムラサキ幼虫の特徴である背中の4対の突起が分かるようになりました。(黄色の三角の箇所) |
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8月19日 |
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←2齢 孵化11日目 体長8mmぐらい 今日はほとんどの子がこのように上半身を上げて何かをうったえてます。これは何を意味するのかナ〜〜〜 環境がなんか悪いのか心配。 結論: 飼育ケースをきれいに洗い、葉っぱを新鮮なものに変えたら、全員、落ち着きました。 |
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8月26日 |
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←3齢 孵化18日目 体長11mmぐらい この子が脱皮の最後で、これで全員3齢になりました。 |
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8月29日 |
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←アカボシゴマダラ 体長34mmぐらい (触角は除く) 写真左上の子がオオムラサキで体長11mm 餌として栽培しているエノキの葉っぱに着いていたようで、一緒に育っていました。 外来種です。 |
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アカボシゴマダラ幼虫の特徴 8月26日のオオムラサキと比べてください。 1.尾っぽが2つに分かれていません。 2.背中の肉質突起の3番目が特に大きい。 3.あご部分の横にひげがでています。 |
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9月24日 |
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←3齢 孵化47日目 体長14mm 小さいので、餌も少食です。 |
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10月23日 |
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←4齢 孵化76日目 体長14mm 食べていたエノキの葉っぱから離れて、飼育ケースの底に敷いていたシートの上で冬眠体制に入りました。 |
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10月24日 |
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←4齢 孵化77日目 完全に越冬色になりました。 まだ葉っぱを齧っている残りの幼虫と、新たに採集してくる幼虫は、例年どうり、植木鉢を逆さにした中で越冬させます。 とりあえず、このページは終了し、来春5月に新たなページで再開します。 |
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オオムラサキ飼育予定表 卵 10日間 1齢 7日間 8月08日 〜 8月15日 2齢 20日間 8月15日 〜 8月35日=9月04日頃まで 3齢 40日間 9月04日 〜 9月44日=10月14日頃まで 4齢 7日間 10月14日 〜 10月21日頃冬眠へ |
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越冬後の続きはこちらです。 |
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