管理人のブログ      むし屋 03月(その2) 2022年


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3月12日

 

半年前から計画していた北茨城市関本町の山中で、珍品、タニガワモクメキリガ狙いでライトトラップです。

 

厳冬期の糖蜜採集は何度も経験していますが、ライトトラップは初挑戦です。

 

ネットによると、ものすごく冷えた日が続いた、ぽかぽか日が狙い日のようです。

 

ただし、道路に残雪があると登れませんネ。

 

 

←道路の路肩や日陰には雪が残っていましたが、現場には行けました。

 

←標高639m (カメラTG-5測定)で、ブナやミズナラの原生林です。

 

着いた時には、アカゲラの木を叩く音と、暗くなってからはフクロウの鳴き声が響いていました。

 

月齢16.4日で、あまり良くない。

 

16時30分の気温18℃で風1m/s

 

16時40分点灯〜20時半消灯

タニガワモクメキリガは、ネット情報で8時ごろ翔んでくるというので、8時半までがんばりました。

 

タニガワモクメキリガ♂  ヤガ科

北茨城市関本町

 

成虫出現は、茨城県では3月中旬で発生期間は非常に短い。

 

幼虫の食樹はよくわかっていないようです。

 

タニガワモクメキリガ

 

いつものお顔拝見

 

シモフリトゲエダシャク  シャクガ科

北茨城市関本町

 

冬シャクです。

 

♀の翅は退化して飛べません。冬シャクでは最大です。

 

成虫出現は、12〜3月

山地では4〜5月

 

幼虫食樹は、ヤナギ科、ブナ科、バラ科、マメ科など

 

カシワオビキリガ  ヤガ科

北茨城市関本町

 

成虫出現は、10〜11月、2〜4月

 

幼虫食樹は、カシワ、クヌギ、コナラ、アベマキ、アラカシ、ケヤキなど。

 

 

カシワオビキリガ  ヤガ科

 

オカモトトゲエダシャク♂  シャクガ科

北茨城市関本町

 

2匹翔んできました。

 

今年は笠間市北山公園でも2匹採集していて、当たり年ですが、全部♂のみですね。

 

クロテンフユシャく♂  シャクガ科

北茨城市関本町

 

成虫出現は、12〜3月

 

幼虫食樹は、クルミ科、カバノキ科、ブナ科、ニレ科、カエデ科、ツツジ科など広食性

 

今夜、一番多く翔んできました。

 

未同定  ハマキガ科

北茨城市関本町

 

ウスコカクモンハマキに似ていますが、同定に自信ありません。

 

次の2種は、糖蜜採集です。多い箇所には10匹以上集まっていました。

 

 

ヨスジノコメキリガ  ヤガ科

北茨城市関本町

 

成虫出現は、10月、3〜4月

 

幼虫食樹は、各種広葉樹です。

 

テンスジキリガ  ヤガ科

北茨城市関本町

 

成虫出現は、10〜11月、3〜5月

成虫越冬です。関東では平地にいないといわれています。

 

幼虫食草は不明です。

 

 

テンスジキリガ  ヤガ科

 

 

クロサンショウウオの産卵池

 

着いたのが明るい内だったので、毎年観察している池に行ってみました。

 

池は雪で覆われて凍っていました。

 

これでは産卵できないですね。

 


 

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