管理人のブログ      むし屋 11月(その1) 2021年


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11月05日

 

この写真と文は、9月07日のブログのコピーです。

 

フヨウ葉巻き (羽化してワタノメイガと判明)

常陸太田市玉造町

 

たくさんのフタトガリアオイガ(ヤガ科)といっしょにフヨウの葉っぱをゆるくロート状に巻いたハマキガもたくさん着いています。

 

種名が分からないので連れ帰りました。

 

フヨウの葉っぱ

 

フヨウは、茨城県植物園にも以前はあったそうですが、伐採して今はありません。そのため、頂こうと考えていた葉っぱは貰えません。

 

最初は常陸太田市まで採りに行っていましたが遠いので水戸市内を、次に自宅近くを探し廻り、だんだん家の近くになり、今は自転車で10分の処に見つけました。

 

←フヨウは水の吸い上げが悪く、すぐしなびてしまいます。

そのため、まめに取り替える必要があります。

 

そこで、採ってきた葉っぱは、ボールペンなどに巻きつけ、セロハンテープで留めて、その中に幼虫を引越しします。

 

こうやってハマキガ類は飼育しています。

 ↑羽化してこんなにきれいなガが出てきました。 

 

ワタノメイガ(ツトガ科)と判明。 常陸太田市玉造町で幼虫を採集し、飼育固体です。

 

成虫出現は、5〜6月、7月、8〜9月 (今回、羽化時期不適合)

 

幼虫食樹(草)は、ワタ、フヨウ、ムクゲ、アオイ、オクラなどです。

 

 

 

ワタノメイガ 羽化殻

体長14mm

 

飼育ケースの底に敷いていたティッシュの隙間に入りサナギになっていました。

 

油ぎって光っていますネ。

11月04日

 

←柿の木

 

樹齢150年ぐらいです。

 

今日も石岡の家で干柿づくりです。

 

もう100個以上も採ったのに、まだこんなに残っていますが高くて手に負えません。

 

残りは、ヒヨドリにあげます。

11月02日

今夜のライトトラップ

 

城里町上入野

 

標高25m

 

天気は晴、風なし、月なし

 

正面中央の遠方に、水戸市森林公園の大駐車場にあるTV中継局の電波塔が見えます。

 

周囲はすべて落葉広葉樹林です。

 

セッティングしていたら、偶然、この田んぼの地主さんが現れて、しばらく世間話。

 

別れ際に、『この左奥の森がイノシシの巣なので気をつけてな』・・・と言って帰られました。

 

 

 

クロクモヤガ ヤガ科

 

昨日の水戸市木葉下(あぼっけ)町と近いので、ほとんど同じものしか翔んできませんでした。

11月01日

今夜のライトトラップ

 

水戸市木葉下(あぼっけ)

 

標高70m

 

天気は曇、風なし、月なし

 

18時の気温は23℃で暖かい。

 

周囲は、アラカシ、コナラを主とした広葉樹林。

 

5時点灯〜6時45分消灯

 

グーグルマップで探して下見しています。

 

ここから先は、車両通行止めで、奥に行けません。

 

この右側の田んぼの地主さんが現れ、しばらく世間話・・・

 

この谷のずーと奥に、道が狭いので、今は耕作していないので荒れてしまっているが1町歩の田んぼがあるという。 今度、行ってみます。(1町歩=100m×100m=10,000m2

 

ここのすぐ近くのブドウ農園が今年はハクビシンに食べられて減収したとか、最近マムシやトウキョウサンショウウオがイノシシに喰われていなくなったとか、地元の人の話は貴重です。

 

 

ヒメヤママユ ヤママユ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、10〜11月

 

幼虫食樹は、サクラ、ナシ、ウメ、クリ、クヌギ、ケヤキです。

 

触覚が糸状なので

 

羽化したばかりのようでスレもなくきれいです。

 

オオトビモンシャチホコ シャチホコガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、10〜11月

 

幼虫食樹は、コナラ、クヌギ、アベマキ、クリです。

 

オオトビモンシャチホコ

 

ニッコウトガリバ カギバガ科

水戸市木葉下町

 

前翅長15mm(実測値)

 

成虫出現は、11〜12月

 

幼虫食樹は、わかっていません。

 

背中のゴミに見える黒いものは毛束でこのガの同定ポイントです。

 

ノコメトガリキリガ ヤガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、10〜11月

 

幼虫食樹は、モモ、ツバキ、ナシ、リンゴ、ボケ、リンゴ。

 

木葉下町は、ナシ園、リンゴ園、ブドウ園の多い地域です。

 

ノコメトガリキリガ

 

きれいな固体ですネ。

 

コウスチャヤガ ヤガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、5月、9〜11月

 

幼虫食草は、低草本類です。

 

ニレキリガ ヤガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、6〜10月

 

幼虫食樹は、エノキ、ハルニレ、ケヤキ、ニレ。

 

前翅長18mm(実測値)

 

ニレキリガ

 

カラスヨトウ ヤガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、7〜11月

 

越夏休眠、成虫越冬

 

幼虫食草は、イタドリ、バラ、セリ、タンポポ、ヤブカラシなどの広食性です。

 

後翅はオレンジ色できれいですが、翔ぶ時にしか見えません。

 

オオネグロウスベニナミシャク シャクガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、6〜7月、10〜11月の年2化

 

幼虫食樹は、ヤナギ科、コナラです。

 

羽化したばかりのようでスレもなくきれいです。

 

マツオオエダシャク シャクガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、6〜7月、9〜10月

 

幼虫食樹は、マツ科、ウルシ科、バラ科、ブナ科、ニシキギ科、ツツジ科など広食性です。

 

ナカウスエダシャク シャクガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、5〜7月、10月

 

幼虫食樹は、マツ科、ブナ科、バラ科、ツバキ科、ツツジ科など広食性です。

 

触覚がすごく立派。

 

キマダラオオナミシャク シャクガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、6〜11月

 

幼虫食草は、イワガラミ、マタタビ、サルナシです。

 

クロモンキノメイガ ツトガ科

水戸市木葉下町

 

成虫出現は、5月、8〜11月

 

幼虫食草は、ダイコン、パセリ、ダイズ、インゲマメ、アズキ、ササゲ、セロリ、スミレ。マリーゴールドなど広食性の農業害虫です。

 


 

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