管理人のブログ      むし屋 05月(その1) 2020年


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5月01日(日)

新型コロナにより外出自粛しています。

 

茨城県は感染者が多いため、特別警戒都道府県に指定されています。

 

 

このページは、オオシモフリスズメ(スズメガ科)の飼育記録です。

 

通常の観察日記は、5月(その2)から

 

オオシモフリスズメは、エゾヨツメイボタガ とともに、春の三大蛾といわれています。

 

オオシモフリスズメは長野県より西に生息し、茨城県にはいません。日本最大級のガの一種でイモムシもサナギも相当大きい。

 

今年4月7日から長野県某市へ採卵に行く計画を進めていましたが、新型コロナウイルスの拡大により(長野県には来ないでとの要請を含め)採集旅行をあきらめました。

 

5月02日

 

縁があって水戸の我が家にやってきました。

 

岐阜県産オオシモフリスズメです。

 

既にへこみ、変色し、すぐにでも孵化しそうです。

 

直径約2mm 

5月03日

 

中が透けて見えるようになってきました。

 

尾角がわかります。

 

ネットで飼育経験者の書き込みからサクラで飼育しようとサクラの枝を用意しました。

 

しかし、卵を送ってくれた方から、サクラでも大丈夫だが、2齢までは、モモかウメの方が食いつきは良いとメールを頂きました。

5月04日

 

オオシモフリスズメ1齢幼虫

 

朝、雨が上がって直ぐに、近所に梅の葉っぱを採りに行って戻ってきたら、1匹、孵化していました。(水戸にウメはどこにもあるし、石岡の我が家の庭にも1本あります。)

 

1号という名前にしました。体長9mm

 

水戸ポなので、とりあえずウメで飼育

 

次の子のため、ちょっと遠方のモモの枝も採ってきました。

5月05日

 

←ウメの葉で飼育を始めた1号の食痕とウンチ

うまく喰いついてくれたようです。

 

食 痕:葉っぱの左側

ウンチ:葉っぱの右側

 

2号、3号ウメのケース内で孵化

 

4号、5号モモのケース内で孵化

計5匹となりました。

5月06日

 

孵化2日目(ウメで飼育中の個体)

 

体長9mm → 14mm (+5mm

 

1卵のみ無精卵(死卵)で残りは全部孵化

 

ウ メ : 2ケース

モ モ : 1ケース

サクラ : 1ケース に分けて飼育中

5月08日

 

←孵化4日目(ウメで飼育中の個体)

 

体長

9mm 14m 20mm(+6mm

5月10日

 

1齢幼虫の脱皮殻

 

孵化6日目

 

飼育ケースを掃除したら脱皮殻が落ちていました。

 

無事、2齢になったようです。

 

スケールの目盛は1mmです。

5月12日

 

2齢幼虫    孵化8日目

 

体長

9mm 14m 20mm 26mm(+6mm

5月15日

 

2齢幼虫    孵化11日目

 

体長

9mm 14m 20mm 26mm 30mm

 

虫友へ、3匹、里子に出しました。

5月18日

 

2齢幼虫    孵化14日目

 

体長

9mm    37mm

 

昨夜、石岡の家にウメの木とモモの木もあったので、枝を持ちかえりました。

 

今朝、取替えました。

5月22日

 

2齢幼虫の脱皮殻

 

孵化18日目

 

無事、3齢です。

 

脱皮後の体長は、 43mmです。

5月23日

 

3齢幼虫

 

孵化19日目

 

体長は、 50mmです。

 

体側に白点が現れました。

5月27日

 

3齢幼虫(モモでの飼育個体)

 ウメ、サクラでの飼育も順調。

 

孵化23日目

 

体長は、65mmです。

 

メタボです・・・

5月31日

 

3齢幼虫の脱皮殻

 

孵化27日目

 

無事、4齢です。

 

4齢幼虫

体長は、80mmを超えました。

 

飼育ケースを一段大きめに変えました。

 

モモ、ウメ、サクラとも同じような成長です。

6月05日

 

4齢幼虫

 

孵化32日目

 

体長は、10cmを超えました。

 

触ると大きな声で威嚇します。

6月10日

 

4齢幼虫

 

孵化37日目

 

今朝の記念撮影です。

 

この子はウメで飼育。モモの子はこの子よりやや大きい。

 

今日までどれほどの葉っぱを食べたのでしょう。

6月11日

 

孵化38日目

 

今朝、飼育ケースの中が騒がしいので覗いてみると、3匹、背中が濃い紫色に変わっていました。

 

いよいよサナギに変態するようです。左にあるのはウンチ。

6月12日

 

孵化39日目

 

飼育ケースの底に山砂を敷き、落ち葉を被せてサナギになる環境を作ってみました。

 

今までの経験から、スズメガ幼虫は土の中に潜ってサナギになると思っていましたが、土には潜りませんでした。

 

1匹1ケースで、虫の数だけ飼育ケースを準備しました。

6月13日

 

前蛹

 

孵化40日目

 

お腹の中の食べたものを全部出して前蛹になりました。

 

まだ、シュッ、シュッ・・・と大きな声で威嚇します。

6月20日

 

 

孵化47日目

 

飼育ケースの中が静かになったので被せていた落ち葉をどけてみたらすっかりサナギになっていました。触るとクネクネと動きます。

 

ここから来年4月まで、どう管理するか悩ましいです。

6月23日

 

来年4月まで越夏、越冬させるため、今までの経験から、ミズゴケの蒲団(ふとん)で保管することにしました。

 

この先の変化によっては変更する可能性もあります。

 

ペットショップで松のチップ材は購入してあります。

オガクズ、モミガラ、鹿沼土、川砂、山砂などに換えることも考えています。

 


 

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