管理人のブログ      むし屋 09月(その2) 2021年


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9月10日

 

大郷戸ダム

栃木県益子町

 

前回のライトトラップ、強風で夕方まで待ちましたが断念したダム湖です。

 

今回も止めるか如何かの強い風に悩まされたナイターになりました。

 

奥に見える尾根が茨城県との県境です。

 

シマゲンゴロウ ゲンゴロウ科

栃木県益子町大郷戸ダム

 

久々に見たので、「こんなに大きかったっけ」と再認識しましたヨ。

 

最近は、生き物調査をしていても、めったにお目にかかりません。

 

ダム湖上流には家がないので水はきれいです。

 

最後まで天幕に張り付いていたので、終了時、湖に戻しました。

 

ハバチの仲間

栃木県益子町大郷戸ダム

 

ハラアカアシナガバチに似ていますが、同定には至りません。

 

上のシマゲンゴロウのどっしりとした感じと違い、天幕を忙しく歩き回っていましたヨ。

 

クビグロクチバ ヤガ科

栃木県益子町大郷戸ダム

 

成虫出現は、7〜9月

 

幼虫食草は、カヤツリグサ科、イネ科のハマニンニクです。

 

名前の通り、首が黒いです。

 

フタオビコヤガ ヤガ科

栃木県益子町大郷戸ダム

 

成虫出現は、6〜9月

 

幼虫食草は、イネです。

 

名前の通り、2本の帯が特徴です。

 

農業害虫です。

 

ホシコヤガ ヤガ科

栃木県益子町大郷戸ダム

 

成虫出現は、5〜9月

 

幼虫食草は、キツネノマゴです。

 

ハガタエグリシャチホコ シャチホコガ科

栃木県益子町大郷戸ダム

 

成虫出現は、8〜9月

 

幼虫食樹は、ハンノキ、ヤシャブシです。

 

マメノメイガ ツトガ科

栃木県益子町大郷戸ダム

 

成虫出現は、9〜10月

 

幼虫食草は、アズキ、インゲン、ササゲ、ダイズなどです。

 

農業害虫です。ダム湖上流は、ダイズ畑です。

9月09日

 

ヒメウスベニトガリバ カギバガ科

 

笠間市北公園

 

成虫出現は、5月、6〜9月

 

幼虫食草は、コゴメウツギ、モミジイチゴなどです。

 

模様がきれいなので好きなガです。

 

フジロアツバ ヤガ科

 

笠間市北公園

 

成虫出現は、6〜9月の2化

 

幼虫食草は、広葉樹の枯れ葉です。

9月07日

今日は秋晴れですが、明日からまた雨の予報です。

 

雨でしばらく行けなかった常陸太田市大子町へ、生き物調査に行ってきました。

 

昼食は、どうしても旧山形町の丸信ドライブインのモツ煮定食が食べたかったので、常陸太田市からトンネルを2つ越えて遠回りしましたヨ。

 

大子の現場からまっすぐ帰るとガソリン代がもったいないので、夜はそのまま、八溝山(標高1000m)へライトトラップに向かいました。大子町の町中(夕食の買出し)から八溝山頂までは同じ町内なのに1時間半かかりましたヨ。

 

 

 

フヨウ アオイ科

 

常陸太田市玉造町

 

田んぼの中で大輪の花が一際目立ちます。

 

近づくと葉っぱは虫に喰われてボロボロです。

 

虫にとっては相当美味しいのでしょう。

 

フタトガリアオイガ ヤガ科

常陸太田市玉造町

 

フヨウの葉っぱをボロボロにした犯人は、この子達です。

 

体長31mmです。

 

左の赤い箇所がお尻です。

 

食草は、フヨウの他、ムクゲ、アオイ、ハマボウ、オクラなどで、オクラの害虫として有名。

 

フヨウ葉巻き

常陸太田市玉造町

 

フヨウの葉っぱをゆるくロート状に巻いたハマキガもたくさん着いています。

 

種名が分からないので連れ帰りました。

 

ヒメキマダラセセリ♀ セセリチョウ科

大子町小生瀬

 

成虫出現は、5月、8月の年2化

 

幼虫食草は、チジミザサなど。

 

山地性のチョウで草地に多く見られます。

 

日立市の虫友が同定してくれました。

 

夕方、ライトトラップをするのに八溝山(標高1000mへ。

 

 

ホオノキにあったサナギ

八溝山

 

ホオノキの葉っぱの裏側に付いていた繭(サナギ)です。

 

長い毛がたくさん付いているので毛の長いイモムシのようです。

 

とりあえず、持ち帰りました。羽化は来春?

 

でも、ホオノキは落葉樹ですよ。

 

9月13日羽化して、ヨツボシホソガと判明・

 

←ライトトラップ5時にセット完了

 

標高923m。福島県側です。

 

6時の気温14℃で上着を着ても寒いです。

 

大子町の19時の予報は、風速1m/s、北東の風でしたが、標高が高いので、強風と寒さに1時間で撤収しました。

 

朝、虫友宅にアイスクリームを持って行ったのに、今は、暖房をガンガンつけて山を降りています。

 

オビガ オビガ科

八溝山

 

成虫出現は、6〜9月の年2化

 

幼虫食草は、ハコネウツギ、スイカズラなど。

 

 1科1属1種です。

 

オビガ

 

お顔拝見です。

 

キリバエダシャク シャクガ科

八溝山

 

成虫出現は、7〜10月の年1〜2化

 

幼虫食樹は、ミズナラ、ニレ、サクラ、リンゴ、ヤシャブシ、シナノキ、ヤナギ科などです。

 

キリバエダシャク

 

家に着く間に卵を産みました。

 

肉眼では、緑色のきれいな卵です。

 

マツオオエダシャク シャクガ科

八溝山

 

成虫出現は、6〜7月、9月の年2化

 

幼虫食樹は、カラマツ、トドマツ、モミ、ツタウルシ、キイチゴ、ツルマサキ、コナラ、ミヤマキリシマなどです。

 

クロスジシャチホコ シャチホコガ科

八溝山

 

成虫出現は、5〜9月の年2化

 

幼虫食樹は、ヤシャブシなどです。

 

過去の飼育記載はこちらです。

 

せっかく八溝山まで行ってガ類は上記の4種4匹、コウチュウはヨツボシモンシデムシ1匹(汚いのでスルー)が今日の成果です。 

 

ムラサキシタバ・・・こなかった〜

 

当然、耳栓をするまで至りませんでした。跡片付けも簡単でした。とりあえず寒い!!!

 

下山中はタヌキのカップルが車に驚き逃げ惑い、驚かしてすまん。

 

 


 

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