管理人のブログ      むし屋 09月(その2) 2019年


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9月13日

 

クツワムシ♂(緑タイプ)

キリギリス科

  笠間市長兎路(ながとろ)

 

茨城県RDB2016

絶滅危惧 IB類

 

産卵管がないので♂です。

鳴き声:がちゃがちゃ

 

夜間、泣き虫調査に車を走らせてきました。

 

茨城県では発生地が限られていて、非常に少ないです。

9月11日

 

スミナガシ

タテハチョウ科

  ただいま飼育中

 

体長42mm

 

6日に撮影してから、今朝、背中半分の薄茶色の部分が薄緑色に変わっていました。

 

いよいよ終齢です。

 

後は、虫食いの枯葉様のサナギを待つばかりです。

9月09日

未明に暴れた台風15号は、午前中、茨城県沖へと抜けていきました。

 

 

キタヤハズハエトリ♂  ハエトリグモ科

  常陸大宮市塩子

 

水玉模様のクモです。

 

台風を避けたのか建物の壁にいました。

 

チビスカシノメイガ  ツトガ科

水戸市森林公園

 

似たガに、クワスカシノメイガスカシノメイガがいて悩みました。

 

ワニか怪獣が口を開いているような模様です。

 

成虫出現は5〜8月で、年数回発生。クワの害虫で知られ、幼虫で越冬しますが、現在、養蚕農家はなく、桑(くわ)は栽培されていません。

 

←似た種が3種もいるので、同定するのに後翅も見えるよう展翅してみました。

 

後翅を見せると、更にワニが口をあけている様に見えます。

@     緑矢印の白い地色はやや黄色か金色に見えます。

 

A     青矢印の形は三角形に近い。

 

B     赤矢印の箇所は深く切れ込んでいない。

 

C 黄色矢印の黒帯は太い。

 

以上のことから チビスカシノメイガとしました。 チビは、差別用語で、今なら使いません。

 

 

イノシシ(まだ子供)

常陸大宮市相川 (旧御前山村相川)

 

車の前をゆうゆうと歩いていて逃げません。昨夜は台風で餌が摂れてなく、お腹が空いているのかもしれません。

 

ドライブレコーダーの動画を静止画に変換しました。

9月08日

八溝山で今年14回目のライトトラップです。

 

 

キアゲハ  アゲハチョウ科

  八溝山頂

 

早めに着いたので、山頂のアザミの様子を見にきたら、たくさんのキアゲハがアザミの花に群がっていました。

 

幼虫食草は、ニンジン、セリ、ハマウド、パセリ、ミツバなど

 

残念ながらミヤマカラスアゲハはいませんでした。もう終わりの時期です。

 

ミルンヤンマ  ヤンマ科 日本固有種

八溝山頂

 

樹木で覆われた薄暗い沢付近に多い。

 

成虫出現は、6〜11月。

 

早朝と夕方の薄暗い時間に飛翔します。

今回は6時30分ごろでした。

 

 

ミルンヤンマ  ヤンマ科

 

横から見ると腰は細く見えない。

 

暗いのに、複雑ですばやい動きをするので捕獲は難しいです。

 

セアカツノカメムシ  ツノカメムシ科

 

今晩一番数が多かったのが彼らです。

 

ヒラヤマシマバエ  シマバエ科

成虫出現は、4〜10月

 

山地の渓流沿いに生息しています。

 

ムクゲコノハ♀  ヤガ科

成虫出現は、4〜9月

 

幼虫食樹は、オニグルミ、コナラ、クヌギ、クリなどですが特にオニグルミが好きなようです。

 

♀なので採卵するため連れ帰りました。

 

前翅の中央付近の点が黒いのが♂です。これにはそれがないので♀です。

 

キクキンウワバ  ヤガ科

成虫出現は、4〜6月、9〜10月

 

幼虫食草は、キク科植物、イラクサ、セリ、ニンジンなど。以前、フキで飼育しました。

 

実際はライトトラップのライトに反射して金色に輝いて見えます。

 

ニシキキンウワバ  ヤガ科

成虫出現は、10月

 

幼虫食草は不明です。

 

エゾギクキンウワバ  ヤガ科

成虫出現は、6〜12月

 

幼虫食草はキク科植物で、エゾギク、ヒメジョン、アレチノギク、キンセンカなど。

 

フタグロマダラメイガ  メイガ科

成虫出現は、5〜8月

 

幼虫食草はツルウメモドキ

 

 

コウスチャヤガ  ヤガ科

 

成虫出現は、5月、9〜11月

 

幼虫食草は低草本類

 

似た種に、オオバコヤガがいます。

 

ヒメサビスジヨトウ  ヤガ科

 

成虫出現は、4〜10月

 

幼虫食草は、タンポポ、スイバです。

 

バイバラシャチホコ  シャチホコガ科

八溝山

 

山地性のガで、成虫出現は5〜6月、8〜9月の年2化。

 

幼虫食樹は、オニグルミ、クマシデ

 

幼虫は前脚が異常に長くユニークなので、いづれ飼育したいものです。

 

似たガにシロシャチホコがいます。

 


 

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